EC運営に関して、仕事は、いくらでも作れます。言い方が悪いですが、従業員天国です。仕事はいくらでもあります。でも、実際に売上・利益につながる仕事は、限られています。
仕事とは何か?と聞かれて、はい、これです!と答えられる従業員や大人は今のところ残念ですが、出会ったことがありません。なぜなら、彼らは作業をしていることを仕事と思っています。
仕事とは、3つあります。安く良いものを買うこと作ること お客様に満足をしていただきできるだけ高く売ること これらの業務に関する経費をできるだけ確実に合理的に安く行うこと の3つです。戦略的商品の仕入れについては、担当があらゆる策を練って販売するかと思います。しかし、それに一生懸命時間をかけて作業を続けていたらよいものではありません。売るためにいくらでも時間を要してしまいます。特に値付けの部分は、いくらでも時間をかけて変更作業を要します。私は、理想の仕入れは、発注時に販売価格の値付けをしておくものだと思いっています。いくらでいつまで売るか、どういうスケジュールで値引きをし売り尽くすかの設定くらいは販売価格設定として、できなければ真のバイヤーは売れまれないと思っています。発注のときに、どうやって売るかを決めていれば、バイヤーはどの商品をどう仕入れるか作るかに没頭でき、逆に、売るところでへたくそなバイヤーは、いつまでも販売値付けの作業ばかりして肝心の買う作るというところが疎かになります。買った時にその商品の運命は決めてしまうくらいのバイヤーに育たないといくらでも仕事ばかりで儲かりなんかはしません。
在庫更新の行くつく先は
このたび、楽天市場が大がかりなデータ更新の仕様変更を行ったように、ベストなデータ更新ははたしてどのようなものかということばかり考えて難しく難しくしているのは、結局は自分たちだということに気づく時期までは少し時間を要します。
なまじっか賢いSEたちは、きっちり在庫を更新したいとなり、無駄なSQL文やクエリが増える結果となります。現在、サーバー容量は大きくなり、通信速度も処理速度もかなり早くなった時代にはなおさらデータ更新に関しては、ミラーリング的な更新方法が一番シンプルで早いものになる場合が多いです。また、精度もそのほうがよっぽど良くデータ更新がされないゴミデータが蓄積するという最悪な結果もなくなります。データ更新は、ピンポイントに更新するというロジックを確立をするよりも、ALLデータを上書きするミラーリング式を私は総括するとおすすめいたします。
商品マスタ管理
文字数の制御など制御系は、出力時よりも入力時に制限をかけた方がよい
各モールで出品データにかけられている制御や制限は、アウトプット時に振り分け処理をするのではなく、オペレーターが使うI/Fのブラウザ内で、Javascriptなどで直接入力時にかける方がよいです。それは、アウトプット時に制限をかけると、オペレーターが制限の内容を把握できず的外れなデータを作ってしまうからです。オペレーターが制限を把握し、または、制限の変更を把握し、現場がその回避をノウハウにしてしまうようなものでないとシステムエンジニア側で理解し制御しても、いずれある仕様の変更を把握し、対応することすら難しい状況になります。つまり、メンテナンスも含め、現場が毎日、肌で触れなけばいけない状況を作る、すなわち、I/F側で制御する方が私は、良いと考えています。
出品データのアップロードは、現場に任せログを見てエラーを取り除く
各モールの出品データに対するログ、すなわちエラーに関しては現場によりデバッグをするほうがよいです。先ほども申し上げたように、現場オペレーターが理解し、デバッグを販売向上を見込まなければ、システム担当は、カスタムや開発に追われており、出品ログまでを把握し、メンテナンスをし続けるわけはいかないというのが現実でございます。現場が売上向上を目指し戦う場所であり、その現場が販売棚に関してきちんと整理整頓された品質のよいものが表示されているかどうかを確認することは当たり前のことでございます。システムの改良が必要な場合も、現場から担当SEに、我々の成績がおかげで下がったくらいのクレームを入れる気持ちで、SEの尻を叩きデバッグや改良の指示を出すような現場づくりが望ましいです。