ECショップで、ロングテールマーケティングこそがEC企業だとこぞって商品点数を増やしていたショップは、ほんと昨今では見なくなった。バブル期で言えば、ダイエーのようなショップで、利益が取れないのを売上を上げること、リアルで言えば、新店、ECで言えば、取引先や取引商品を増やすことこそがビジョンであるかのように、一種の神話のようなものになっていたような気がします。戦略は間違いではありません。ただ、売上を伸ばせば、それなりの経費が大きくなりその経費がさらに利益を圧迫させます。また、商品はすべてが売りきれるものではなく、デットストックの問題がございます。一見利益が出ているような決算でも、実は、利益の実態、つまり現金のはデットストックに変わり果て、利益が出ているが、このデットストックの処分問題次第では、実質赤字状態というメーカーや問屋、ショップは限りなくございます。なんでも一見して、規模が大きいというものは、憧れでありますが、結局は中身はお山の大将では、大企業の経営者とは呼べません。経営者とは、利益を出して、税金を払い、再投資し、規模を着実に増やしていくものをいうべきであり、売上規模が大きいから大資本や大融資を元手に赤字経営をしているものではないということだけは忘れずにいてほしいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA