孫さんのいうAGIについて

先ほど、孫さんが語る10年以内にAGIについて実現するAGIについて少し語りたいと思います。

改めて孫さんはさすがの投資家、いやここまでくるとすごいね、夢を語るのが投資家・事業家の仕事だと思いますが、具体的にどこまでのことを知って言っているのか、コンピューターがいよいよ人間を超える、我々とチンパンジーは10倍くらいの知能の開きがあるが、今度は我々とコンピューターが10倍くらいの開きで我々を超えると映画のような話をされていました。

以前も投稿をしましたが、AIとは、あらゆるシミュレーションをマスタ化し、その状況を判断するセンサーやフラグを感知し、マスターから最適なものを取り出し処理をするという技術だと申しましたが、人間を超えるというのは、どこまでのことを言っているのか知りませんが、金魚が鉢に入っていて、ABCという単語を覚えるという絵を見せていたが、コンピューターが自ら成長する・勉強するというレベルを言っているのであれば、それはとんでもないことだと思いました。ペッパー君をつくっている会社の社長がよくいいますね。ペッパー君は、まだAIBOレベルではないか?一時はソフトバンクのキャリアショップにあったが最近は、接したことがなくわからないが、そんなに大したロボットではなかったような気がする。

私が考えるにAGIを実現するには、課題は、3つ
すべての人間の行動パターンをマスタ化する
すべての人間の行動パターンを判断するセンサーや解析アプリを用意する
成長のロジックを チャレンジ 正誤判断 正解ならマスタ化してゆく 失敗なら反省・総括し最適なものに修正する という論理なら その正誤判断はどうするのか、ネット上のマーケティングによるものになろうかと思うが、有識者の意見を重点を置くのか、たんなる客観によるものなのか、一方、主観的な判断は危険なのか、どうもこのへんがよくわからないアルゴニズムになるのか想像もつかない。

つまり、AGIとは、人間の脳をアプリケーション化するという意味でいえば、正直、まだまだ先の話になろうかと思う。AGIは、例外を吸収することができないため、変な空気の読めないロボが仕上がるような気がする。世の中には、但し書きという例外がたくさんあり、その例外を例外フラグとして、判断するところがかなり難しいような気がする。
そういったセンサーを作るのも難しい、なぜなら、技術者こそが例外の読めない人種であり、また、侘び寂び や 道義や義理人情 や いやらしい 粋な行動 など
そういった高級な人間の行動パターンは、マスタ化できるのだろうか。
いずれ、〇〇バージョン 〇〇バージョンなどの キャラ変も簡単にできる時代になろうかと思うが、 宮内庁監修 公家AGIなどもできる時代になるのかもしれない。

コロナであっという間におっさんになったように、時間が経つのは早い。
まぁ、あと100年はかかりそうな気がするのは私だけでしょうか。

PHPの革新について

当社のシステムは、PHPで書かれています。
PHPは、バージョン5以降、革新的な進化を遂げ、オブジェクト指向やテンプレートシステムに始まり、フレームワークによる開発が始まりました。
この時期に多くのシステムが、革新についていけず、また、いったりいかなかったりで合いの子のようなシステムができたりと混乱があったのだと予想します。
当社も、設計者の私が、ついていけずに、また、技術責任者のリーダーシップがなく、また、アジャイル開発の全盛期でとにかく書くという時期だったため、とても滑稽なシステムになってしまったような気がします。

設計が一番大事、つまり設計者の人事が一番大事ということは、前回も散々話しましたが、現場を仕切る設計者やディレクターが、オブジェクト指向を知らない、フレームワークを知らないということが多々あったかと思います。それにより、フレームワークの開発環境により開発を進められているにも関わらず、違うディレクトリには、ベタベタと一から書かれたソースがあったりとディレクトリ構成がとても複雑なシステムになっていることが多々あったに違いないと思われます。

そうです、システムは、できればOK、お客様は中身なんか知りませんということで、多くのシステムがつぎはぎだらけのものになっていたのではないだろうかと予想されます。

私も、当初は、フレームワークやオフジェクト指向を知らず、ベタベタな開発しか経験をしておらず多くのPGをベタベタなコーディングを放置していたり、フレームワークを強制し、フレームワークで開発したシステムを破壊させてしまったりと、ハチャメチャなディレクションをしてしまった記憶が後悔先に立たずといった気持ちと共に蘇ってきます。

オープン系の進化は、めまぐるしく、著しく、日進月歩です。
流行りものがよいということではなく、開発者たちが、しっかり打ち合わせをし、吟味したうえでどのような開発を進めるかということの重要さを今一度再確認をしたほしいと思います。それぞれがバラバラに自由に開発をすすめることは、スピードにとっては、また、一朝一夕につくって使わなくなるシステムに関しては、それでよいかもしれませんが、業務用システムのように、末永く使用するようなものに関しては、メンテナンスということ、セキュリティということを検討しなければいけません。

誰が引き継いでもメンテナンスができる
オペレーションレベルで設定や修正ができる
監視ツール・報告ツールが24時間稼働し、報告をしてくれる
ような素人でも、何がどう動いているか、正常か?問題か?を把握できるようなシステムでなければ、システムが2次被害を生むようなことになり、設備投資の意味がマイナスになり本末転倒になりかねない。それは、できればよい、金をすぐにもらいたいというPGたちの怠慢であり、設計者たちの勉強不足による産物であることは間違いない。

それからのメンテナンスは、さんざんだということは言うまでもない。つづく。

インボイス制度の開始について

インボイス制度が始まりました。

あわてて対応している会社も多いのではないでしょうか。

私もその中の一人です。使っていないフィールドはないか、とりあえず使っているフィールドにくっつけて表示をしよう となっている会社も多々あると思います。

そういう夏休みの宿題のようなインボイス制度への対応。

制度自体はどうかと言うと私は賛成派です。

ある議員がよくわからないことを言っているせいで、やたらと個人事業主が怒っていますが、理由をよく聞くと、我々は、毎年、単価を元請けに下げられこれ以上どうやってもうけろというのか と言います。それなら消費税は還元されるのでは、つまり、おさめるではなく、仮受ー仮払で マイナスになり 納付はもちろん、還付があるのではと思うのですが、
一切払いたくないということなのでしょうか。
そのへんの事情は、元請けも理解しており、10%消費税を毎回請求されるが、こいつは払ってないと思われれば、10%のマイナス交渉が入るだけであるような気がします。
それより、ちゃんと登録事業者になれば、先方も納得され、還付もされ、みんなハッピーのような気がしますが。

システムについてですが、あわてて番号が入った書類を探してみると、結局、法人番号+Tということでした。それなら、法人番号だけでええやんとなるわえですが、おそらく法人番号のサーバーのマスターを引っ張ってこれない事情があるのでしょう。いずれ統合するつもりでとりあえずTを付けたものをキーにするということなのだろうと思います。

先日、マイナンバーのことで、ちょっと役所の詳しい人に取材ができたので、2,3時間お時間をいただきいろいろな話を聞いてきました。
現在、マイナンバーは国が主体でやっている事業であり、そのデータを閲覧する権限は、地方自治体にはないとのことで、今あらゆる地方自治体が行うものに、マインナンバーが使えないという事情があるようです。
その理由は、マインナンバーが浸透し、便利になって評価されることを望む 政治家
そのマイナンバーであらゆるやばいことがあると思っている 政治家
を差し引くと、反対勢力が大きいのではないかと推測します。
また、政治家だけではありません。たとえば、地方自治体でマイナンバーのデータが連携できるつまり閲覧ができるとなれば、真っ先に担当者や担当SEは、あらゆる著名人のデータを閲覧し、中には、そのデータを飲みの肴にしてしまう輩もいるでしょう。
マインナンバーが普及しない理由は、その制御が大きな理由であり、テクニカルなところにないということが取材でわかってきました。
結局、そういう意味では、無理なのではないかと思いきや、そうでもなさそうです。
もし、政府は、小さな政府を作るために、マイナンバーをつくったとなれば話は違ってきます。ようするに、いよいよ、霞が関だけで、管理し、地方自治体はすべて、霞が関の支店になるという構図があれば、地方自治体に対して、マイナンバーを使わせない理由に合点がいきます。そうなのです、マイナンバーの普及の脅威は、地方自治体の方にあり、すべてのポータルインターフェースにより、地方自治体の仕事はだんだんと奪われ、その意味さえなくなっていき、いずれ解体論になってくるというシナリオです。私は、地方分権は無理だと思っています。なぜなら、霞が関が 大リーグなら、地方自治体は、所詮、社会人の草野球レベルの場合が多く、そういうところに、自治をさせると、結局、小さな霞が関ができてしまうだけだという考えです。改革をするなら、霞が関を徹底的に改革・革新し、小さな政府を作るということが正解のような気がします。地方自治体の取材をしながら、その担当者のビジョンやモチベ―ション、能力などを鑑みても、残念ですが、そのように考えるしかないということが私の現在の感想です。

大きな変革の時代、このマイナンバー制度が成功するかどうかもう少し見守っていきたいと思っております。