バッチ設定(タイマー自動稼働設定)は、当社ではなんでもバッチに頼り、一時期100以上ものバッチが毎日稼働していました。バッチ処理は、一見して自動で何でもやってもらえて楽で正確で良いようなイメージがあるが、まったくの逆です。バッチ処理は、本来現場のオペレーターがやるべきものをタイマー仕掛けで代行をさせるというものであるが、ツールを自動稼働にするほど、意味のないものになりかねない。人のよいところは、条件変化に対応する、コミュニケーションができる、などつまり、頭脳の部分であり、ツールは、所詮道具であり、頭脳ではない。そのところを、現場が理解し得ないところで処理をしてしまうと現場は、毎日経験を積み育たないし、トラブるを監査する監視ツールもなく、現場は、ただただ怠慢なものになってしまうだけであります。
余談ではあるが、バッチの提案は、SEたちの、既得権益や工数に生まれ変わり、現場を支配するものになりかねない。SEは、鍛冶屋であり、現場の戦士に最適な武器を作っては送り、古くなれば、問題があれば、メンテナンスをするという立場であり、現場を統率しうるだけのリーダーシップや肩書は持ち合わせていない。現場が金を生み、現場の努力や痛みにより会社は売り上げを最前線で稼ぎ出す。SEたちのような鍛冶屋は、所詮鍛冶屋で、現場が上に立ち、このようなツールを作れや前のツールはこのようなところがだめだなど、気軽にSEにダメ出しができるような環境が望ましい。SEは、現場を隠れ蓑にし、自分たちの利益をためるような行動をとる場合が多々あり、学と技術がない現場を少し下に見てバカにしているようなSEも多い。だからこそ、社長やトップたちが、SEや現場に対して、それぞれのポジションを意識させ、相乗効果を生ませるような関係を築き上げる必要があります。
バッチ処理は、すべてを否定するものではないが、せめて、現場担当と、バッチリストをもとにどのようなバッチが用意されているかの説明うや必要か否かのの議論は、かならず必要であろうとかと思っています。
棚卸は必要ないので廃止しました
棚卸については一度も当社は行ったことはありません。
なぜなら必要がないからです。在庫が狂わないからです。
当社のシステムは商品管理に、Janコードだけではなく、マイナンバーでの管理を導入しています。つまり、マイナンバーを持っていると、誰がいつどのように発注し、今どこに置いているかなぜどのように出庫したか販売したか などのユニーク管理が可能になりフリーロケーションにより保管された商品は、理由なき移動はできず、また保管期間というタイムスタンプを使えば、賞味・消費期限の管理や保管期間の制限による販売設定や保管期間が長いものの販売促進などあらゆることでIDやログを使って商品を管理することが可能になります。
倉庫に関していえば、スペースという課題がございます。棚の足元に車輪がついていれば、棚からやってくるような倉庫を作ることも可能です。そうなれば、テトリスのように棚は埋まっている倉庫となります。XYZ軸の倉庫の位置情報を管理できれば、近い棚から順に棚自体がやってくるような倉庫は、アマゾン社が実践しだしております。
倉庫は、梱包して配送するだけでしょと、安易に考えている人は、おそらく生涯ECで儲けることはできないでしょう。配送する個数が、何千個なら、1個当たりの100円単位の経費削減が、10万円になります。数万個なら数百万円になります。物流は、どっかの組合の会費みたいなものと私は表現しています。会員数が多ければ、会費が1000円でもとんでもない金額が集まってしまいます。それを、安易に研究をせずに依頼をするということは、お金だけではなく、それだけの大事なものが毎年委ねてしまうということになりかねません。もし、自分たちが、ECショップと自覚して商売をするならば、必ず倉庫は、自社物流を選択する方向でぜひ検討をしてみてください。