今回の大がかりなシステムの仕様変更は、私は改善だと判断しております。
Yahooショッピングの出品データを作成する と 楽天市場とでは、現在、多くの店が約2~10倍くらいの時間を要しているのではないでしょうか。ファイルを抽出したり、なめたりしながら、2つのファイルを紐づけながら作成するという処理は、多くのDBへの負担を要します。また、新規・更新・削除とファイルを分けて作成する必要があり、この新規を商品の登録時間と出品時間によるタイムスタンプの差分で作成できているシステムは多くないのではないだろうかと私は憶測しております。
 当社は、この新規を出品ファイルとの差分で判断しておりますが、この判断に相当の時間を要するわけでございます。また、この新規ファイルはとても少数です。多くは更新という処理になるわけでございますが、この更新を妨げる要因にもなりかねない状況です。
 出品データの更新は、すべて入れ替えると方法が総括すると一番シンプルな方法、データの入れ替えに到達される方は多いのではないでしょうか。ヤフーショッピングのように、ファイルを入れえるか更新するか追加するという更新方法は非常にありがたい更新方法であります。今回の変更は、SKUの対策は、すでに済んでいた当社は、ヤフーショッピングに似たこの更新方法の改善の方が私は、大きな改善であると理解しています。それにしても変更は、つまり、システムのカスタマイズはあまりしたくないものでございます。夏休みの宿題と同じもので、締め切りまじかにバタバタしており、GWを返上して現在作業をしているわけでございます。もちろん、私が設計図を書いているのは当たり前でございます。

新フォーマットに関しての評価

新フォーマットに関しては、可もなく不可もなしだが、Yahooショッピングとアマゾンを足して2で割ったような、アマゾンに関しては、フィールドではなく、自由項目フィールドを設けて定数をデフォルトにすることにより詳細な商品説明ができるようにというのは、斬新なのか、それともDB化する方がよいのかは、今のところどうなのかはわからない。
楽天市場のよいところは、町の商店街のようなアットフォームな自由なショップ同士が競い合えるような環境をつくるというコンセプトから、一方、スマホアプリでは、アマゾンのような一つの商品情報に、ショップがぶら下がるようなコンテンツ構造で、ユーザーが価格を比べやすく買い物をしやすい、いつも間にか合理的なスーパーのようなモールになりかわってしまった。独自販売やメーカーとのタイアップ販売も拡大し、ショップは、敵なのか味方なのかわからないような状態になってしまったような気がします。
個人的には、メガショップとギガショップの差とメリットがイマイチ感じられないとselectファイルが廃止になり、Yahooショッピングのようにitem内に吸収されるのはよいが、選択肢の項目設定と実際の選択肢の設定の2か所で選択肢の項目設定は必要あるのか、そこはitemとselectファイルを合体しただけで、AI処理が入れられなかったことは隠せきれない。今回の変更は、コントロールフィールドの新規・更新がAI判断により楽天サーバー側で判断をしてもらえるということがメインになろうかと思いますが、それは、すでに苦労してでも各ショップは課題をクリアしてきたことであり、今更、その苦労を取り除いてもらえても、仕様を変更するショップは少ないのではないだろうか。つまり、新規・更新ファイルをくっつけてアップするだけになり、楽天の負担が増えただけという変更になりかねない。それよりもできるだけ、フィールド数を減らすことに注力をしたほうがよかったのではないか、結局、ファイルを足して、まだフィールド数が増えた感はあり、今回の変更は、いったい何の改善かということは正直なところまだわからない。

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